グループディスカッション(GD)を勝ち抜く戦略の立て方と立ち回り|GDの本質を理解すれば通過率は90%以上【2020年最新版】

グループディスカッション(GD)はサマーインターンや本選考を受ける際に開催する企業が増えてきました。その一方でやり方やコツがわからず苦手意識を持ってしまう学生も多いのではないでしょうか。

 

今回は誰もが一度は直面しがちな「グループディスカッション(GD)」についてやり方から、ポイント、コツなどをご紹介します。

 

また、初めて「グループディスカッション(GD)」という言葉を聞いた学生もいるかもしれないので1から丁寧に解説していきます。

 

是非この記事を読んで、自信を持って「グループディスカッション(GD)」に望めるようにしましょう。

グループディスカッション(GD)について

グループディスカッション(GD)とは一般的に就職活動における選考の1つで、4名〜10名ほどの学生が1つのテーマについて話し合い、時間内に意見をまとめるといった選考になります。 ディスカッションの所要時間は15分から1時間程度あり、最後に面接官へのプレゼンを行うこともあります。

 

 面接官は、ディスカッションの際の学生の発言や、取り組む姿勢、協調性などを評価し、合否を決めます。。

グループディスカッション(GD)を行う目的

就職活動において、グループディスカッション(GD)を行う企業は年々増えています。

ではなぜ多くの企業がグループディスカッション(GD)を実施するのでしょうか?

企業がグループディスカッション(GD)を行う目的は大きく2つあります。

1:選考の短縮

「グループディスカッション(GD)」は選考の初期段階で行われることが多く、短時間で複数の学生を見極めることができるのが特徴です。膨大なエントリー数の中から、ある程度振り分けることで企業側の採用活動のコスト負担が見込めます。

2:面接では見られない力を見極める

グループディスカッション(GD)は面接とは大きく違い、チームで一つのことに取り組みます。1対1の面接ではその学生の志望動機や人柄を見極めることができますが、実際の実務に直結する「組織で動く力」や「最後まで考え抜いたり、取り組む力」を見ることができません。

グループディスカッション(GD)を行うことで学生が「組織」の中でどのような働きをするのかを見ることができます。

グループディスカッション(GD)で見られるポイント

グループディスカッション(GD)では実際にどのような点を見られているのでしょうか。

先ほど紹介したように企業側は「選考の短縮」としての目的で行われることが多いです。

したがって多くの学生を一定の基準で振り分ける必要があります。

グループディスカッション(GD)では以下の評価基準が一般的に挙げられます。

一概にどの企業も以下の内容を見ているとは限りませんが多くの企業で見ている点を集めました。

 

1:積極性…積極的に発言をし、ディスカッションに参加しているか
2:協調性…周囲の意見を聞き入れたり、反対意見を述べる際の気配り等
3:論理性…論理的にわかりやすく発言できるか
4:リーダーシップ…グループをまとめて結論まで導けるか
5:取り組む力…集中力や完遂能力

グループディスカッション(GD)の進め方

実際にグループディスカッション(GD)を行う際の進め方について説明します。

グループディスカッションはディスカッションする前の段階がとても大事になってきます。

始める前に、しっかりとした準備をすることで円滑にディスカッションが進み良い結論を導き出すことができるので以下の手順を実践してみてください。

 

STEP 1 担当者からの説明

初めに必ず、企業の担当者からグループディスカッション(GD)についての説明があります。「テーマ」「制限時間」「成果物形式」は必ず言われるのでメモしておきましょう。そのほかにも注意事項など細かな点もメモを取り聞き漏れのないようにしましょう。

 

STEP 2 自己紹介

グループディスカッションが開始したら、いきなり議論を始めるのではなくグループ内で自己紹介をしましょう。担当者からの説明の前に自己紹介をする時間を与えられるケースもありますが、与えられなかった場合はこのタイミングでします。自己紹介をすることで名前と顔を覚えその後のディスカッションが円滑に進みます。

 

STEP 3 役割分担

次に、グループ内で役割を分担することをおすすめします。役割を分担しないまま、ディスカッションを進めると途中で脱線してしまったり、まとまりがなくなってしまいます。

分担する役割に関しては、基本的に以下の4つになります。

 

リーダー(司会)

ディスカッションの進行をメインに行い、周囲に意見を求めたり、意見をまとめたりする役割

 

書記

ディスカッションの要点をまとめ、結論を書き留める役割。

 

タイムキーパー

時間配分を管理し、残り時間や経過時間を報告する役割

 

発表者

ディスカッションで出した結論を担当者の方へ発表を行う役割
※複数人で分担して行う場合もある

 

STEP 4 時間配分

ディスカッションを行う上で時間配分を忘れてはいけません。

グループディスカッションにおいて一番やってはいけないのが、時間内に終わらず成果物が何も出せなくなってしまうことです。

 

あらかじめ所要時間から逆算をして時間配分を行いましょう。

配分する内容は一般的に以下の通りです。

 

・それぞれ考える時間

・意見を述べ合い、議論する時間

・まとめる時間

・発表の準備・練習の時間

 

上記の内容をグループの人数や、与えられた所要時間から配分をしてタイムキーパーを中心に時間通りに進行しましょう。

 

 

グループディスカッション(GD)で絶対にやってはいけないこと

第1位: 黙る

一番やってはいけないことは「黙る」ことです。グループで遠慮しあってしまい沈黙になると評価の付け所がなくなってしまいます。反対意見を言われても萎縮する必要はないので、自分の考えをはっきりと伝えましょう。

また、グループ内で特定の学生だけが話をしており偏りがある場合は「〜さんはどう思いますか?」と他のメンバーに意見を求め、流れをよくする心がけをしましょう。

 

第2位: 場の空気を壊す

次にやってはいけないことは「場の空気を壊す」ことです。これは”クラッシャー”とも言われ、折角意見がまとまっているのに自分の意見を押し通そうとする人です。

また、メンバーへの批判や態度の悪さもこれにあたります。

 

こうした言動は担当者からするとすぐにわかり、「入社してもそのようなことをする人物」という認識をもたれてしまい低評価になってしまいます。

 

協調性を意識し、グループで協力することを忘れてはいけません。

 

第3位: 話すぎる

黙ることはダメですが、一方で「話すぎる」こともよくありません。

過剰なアピールが裏目に出てしまうケースがあります。

限られた時間内でのディスカッションのため、他のメンバーへの配慮を忘れてはいけません。「話しすぎた」と感じたら、積極的に他のメンバーへ意見を求めましょう。

 

グループディスカッション(GD)で周囲と差をつけるポイント

数字を入れてみよう

ディスカッションの際に実際の数字やデータを用いると論理性をより高めることができます。データを提示されなくても「人口が1億2000万人だとして〜」、「日本の国土面積が38万平方キロメートル だから〜」のような数値を用いることができます。

周囲の意見をまとめてみよう

司会や中心となって喋るのがどうしても苦手、けど印象に残らず終わるのは嫌という人もいるかと思います。その際にオススメのテクニックとして、要所、要所意見の要約をすることです。具体的にはディスカッションの際に「Aさんは〇〇、Bさん××と言っている、だから〜〜ってことですよね」まとめてみるということです。

これができると担当者から「周囲の意見をよく聞いて理解している」と認識されるだけでなく、他のメンバーにも進行の確認が取れることで安心感を持ちよりよりディスカッションへと発展します。

①雰囲気を壊さないテクニック

GDには自分の意見を通したい気持ちが強く、他人の意見をすべて否定するような学生も出てきてしまいます。

そういう時に、その学生を刺激することはGD全体の雰囲気を悪くし、結果的に良い結論にまとまらない可能性が出てきてしまいます。

 

この問題を解決するためには、「結論を1つにまとめ、その結論を強化し、正解にする。」という感覚を持つことです。意見の対立は必ず起きます。GDで重要なことはどれが正解かではなく、どれを正解にするか。です。

 

結論をどれにするかにはあまりこだわりを持たず、結論にデータなどの根拠や実際の事例などを用いて、どう正解にするかをみんなで考え抜くようにしましょう。

②否定しずらい雰囲気を解消するテクニック

GDでは明らかにおかしなことを言っていても否定できないことがあると思います。そういう場合は時間でルールを決めることをお勧めします。

その1:まずは10分間、絶対に否定をしないでなんでも肯定して意見をたくさん出そう。
その2:次はとにかく今出た意見を否定しあってブラッシュアップしていこう。

このように時間で区切ることで、人格への否定と錯覚を起こすことなく、否定の時間だから意見に否定をしている。と認識することができます。是非、活用してみてください。

 

グループディスカッション(GD) まとめ

いかがでしたか。

グループディスカッション(GD)でのやり方からコツまでご紹介しました。

これらを踏まえて、練習していきましょう。

グループディスカッション(GD)は初めからうまくできる人はあまりいません。

早めの対策が必要です。グループディスカッションのセミナーに参加してみることや、早期選考に参加して場慣れをしておくなど数をこなしていくことが一番の近道になります。

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